武富整形外科ブログ

2025.02.14更新

毎日、関税や攻撃など力で言うことを聞かせるニュースばかりでうんざりします。長い歴史の中で、暴力で長期間治めた国はあるのでしょうか?僕達が学んできた、道徳や倫理はどこに行ってしまったのでしょう?強者ほど、弱者に対して尊厳を抱くべきだと思っています。僕は、山本周五郎という作家が大好きなのですが、作品はいつも社会的な弱者に視点を当てて描かれています。権力者は、あたかも自分が全て社会をコントロールできていると勘違いしていますが、現実は、数多くの無名の人の支えによって社会は、成り立っていると思います。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがあります。偉くなればなるほど謙虚になる姿勢だけは身につけたいですね!マザー・テレサ、マハトマ・ガンジー、中村哲さんのような人はもう出てこないのでしょうか・・・

投稿者: 武富整形外科

2025.02.13更新

先週の日曜日にほぼ1年ぶりでしょうか、元町映画館という本当にこじんまりした映画館で、アフガニスタンで米軍が退去する際とエルサレムのドキュメンタリー映画を観てきました。両方とも1時間強で2本連続で観ました。前者は、タリバンがカブールに進行し、芸術家達が、殺害や拷問を受けるという事で、フランスの亡命者が、フランス政府に掛け合って最初800名を救出する予定ですが、どんどん救出する人数が減らされ、最終的に20名まで絞らないといけなくなります。その間にも、助けて欲しいとあちらこちらから電話が鳴ります。当然救出できない=殺害される可能性が高いため、最後の方は、号泣しながら自分にはもう選択できないと答えるのですが、そうすると誰も救えなくなるため、選ばざるを得なくなります。その主人公の気持ちを考えると、胸がえぐられそうになります。後者は、昔のエルサレムは壁もなく、もっとユダヤ人とパレスチナ人と交流していたのが、どんどん隔離され、パレスチナ人が殺されていくことにより、互いに憎しみが形成されていく過程をとらえています。2つの映画を観て、感じたのは、人類は何度殺し合いをすれば、気が済むのでしょうか?戦争から得るものがあるのでしょうか?悲しみと憎しみだけです。今やガザやウクライナですら表面上のニュースが流れるだけで、戦争は続き、今も多くの涙も血も流れ続けています。それも一番弱い人から真っ先に・・・いつの日か人類の叡智を結集して、皆が笑顔で過ごせる世が訪れて欲しいです。

投稿者: 武富整形外科

2025.02.10更新

長らくブログを更新できておらず申し訳ございません。昨年は、医師会や県整形外科医会の理事に就任(断り続けて周りが切れそうになったため)不慣れで不器用なのに様々な委員になり、毎日やることが多すぎて火の車でした。その上父親が、9月の連休明けに脳梗塞で倒れ、2ヶ月闘病の末、先立ちました。享年91歳なので、年齢だけでは大往生なのですが、95歳ぐらいまで自分も含め指導して欲しかったです。家族葬で済ませるつもりが、大学で教鞭をとっていたため、通夜に100名以上北海道から九州まで多くの人に参列して頂き、狭い斎場で本当に申し訳ない思い、それとともに日本にリハビリテーション学を確立し、それを国際レベルまで引き上げ、教育システムづくりを行った父親の偉大さを悲しいかな亡くなって初めて思い知らされました。晩年は、きつい言葉で攻めていたことが悔やまれます。親孝行したい時に親はなしと本当にその通りです。(T_T)

投稿者: 武富整形外科

2025.01.30更新

タケモン新聞2月号1タケモン新聞2月号2

投稿者: 武富整形外科

2024.12.28更新

タケモン新聞1月号1タケモン新聞1月号2

投稿者: 武富整形外科

2024.11.29更新

タケモン新聞12月号1タケモン新聞12月号2タケモン新聞12月号3

投稿者: 武富整形外科

2024.10.31更新

タケモン新聞11月号タケモン新聞11月号2

投稿者: 武富整形外科

2024.10.06更新

今ピュリッツアー賞を2回受賞した、ジャーナリストの「絶望死」という作品を読んでいます。低所得者に対して、アメリカ社会がさらに貧困に追い込んでいるのか、まさしく闇を描いています。最近、アメリカの平均寿命が、更に短くなっているとニュースでは知っていました。端的に説明すると、まず家族が壊れている、両親が揃っている家庭が減少している。一旦家族が壊れ、薬物中毒や犯罪に染まった家庭では、負の連鎖が起こり、子供達がそこから抜け出すことはできない。自己責任や保護を受けて甘やかされているという批判は、簡単にできます。でも果たして自分ごとのように捉えると、毎日家庭内暴力、両親が薬物中毒の中で、真面目に努力して這い上がることができるのか?かなり難しいのではないでしょうか?作者は、子供にはなんの責任もなく、社会全体で支えるシステムが必要、それが引いては、犯罪や保護を減らす社会的コストを減らすと訴えています。考え方が変わりました。「聖人にも過去があり、罪人にも未来がある」まさしくその通りです。出来事だけで人を批判する権利など誰にもないと思います。

投稿者: 武富整形外科

2024.09.30更新

タケモン新聞10月号1タケモン新聞10月号2

投稿者: 武富整形外科

2024.09.20更新

猪瀬直樹さんの著書『昭和16年夏の敗戦』を読んで、ドイツや日本がなぜ第2次世界大戦にファシズムの方向に走ったか、国民の無責任さ、政治家の決断の重さを改めて感じました。実は、第2次世界大戦で日米戦争が起こる半年前に内閣直轄で、総力戦研究所を作り、そこの疑似内閣に、各省庁の30代のエリートを集め、実際戦争になった時、日本が勝てるかどうかのシュミレーションを立てさせたそうです。それが恐ろしいくぐらい的中、日本の初戦での勝利、その後半年も持たず、資源物流不足でアメリカの巻き返しにあい、ソ連参戦で敗戦を迎える。どこかの国の仲介で和解ができると期待を寄せていた日本軍でしたが、全世界が参戦しているため和解に携わる国などない。ただ唯一予知できなかったのは、原爆のみという、読んでいてなぜ甚大な被害を受ける前に止めれなかったのだろうという悔しさが残る作品でした。アメリカとの交渉でも何度も日本が立ち止まれるチャンスが有りました。東條英機も現実を直視できず、恐らくマスコミに作られた世論に押し流されるように開戦に走ってしまった。日露戦争で、アメリカの仲介で終戦した際も、ロシアはまだまだ戦う力があったが、日本は戦争継続ができない状態で、外務大臣の小村寿太郎は、帰国後世論の批判も暗殺の可能性もすべて受け入れる覚悟で調印した。後者は、政治家の決断で日本が救われ、前者は、決断で日本が負けた。終戦後は、国民は戦争に反対だったといって東條家は、非難を一身に受けることになる。どれもが悲劇です。現実を直視することの大切さ、国民に非難されようとも日本のために命をかけて決断する政治家が必要だと思いました。

投稿者: 武富整形外科

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