武富整形外科ブログ

2016.11.05更新

関節リウマチの治療薬として、リウマトレックスやプログラフやステロイドが使われます。数年前までは、生物学的製剤投薬の時だけが肝炎等の感染症の検査をするように言われていましたが、最近は上記の薬についても同じように調べないといけないことになっています。特に以前はB型肝炎は、HBs抗原だけ陰性であれば肝炎は発症しないと言われていましたが、現在はHBs抗体、HBc抗体も調べてみないと肝炎のキャリヤーかどうか分からないです。ガイドラインができる以前より投薬している患者さんに新たに感染症の検査を行っていないことがあり、今回別の病気でかかって消化器内科の先生に測定していないご指摘を受けました。深く反省しています。文献では、リウマチ患者さんにおける30.8%が、HBs抗原陰性でありながらHBs抗体かHBc抗体陽性つまりB型肝炎ウイルスが潜伏感染する『臨床的治癒状態のHBVキャリア』と診断されたそうです。18ヶ月経過観察してその内8.3%がウイルスが再活性したそうです。再活性化すると劇症肝炎という致死的な状況にもなりかねません。意外と頻度が高いので薬を使われている方は主治医にも確認される方が良いと思います。

投稿者: 武富整形外科

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