在宅医療の難しさ
2016.07.29更新
昨日往診に行ってきました。肩が痛くて困っていらっしゃるとのことでした。幸いなことに、たまたまその方の介護支援の方とかかりつけ薬局の薬剤師の方とお話しする機会がありました。喘息、膠原病、股関節の感染による複数回の手術による慢性疼痛が生じ、日常生活にかなり支障をきたしている状態でした。皆さんが熱心で、本当に患者さまの立場に立って少しでも日常生活レベルを上げてあげたい熱意がひしひしと伝わってきました。お話しをしているうちに、治療を行う上でこういう時間が大切だと痛感しました。患者さまを良くしたいと思う目標に、ばらばらではなく統一した治療方針で進められるからです。しかしながら、チーム医療を在宅で行うには、時間や場所など制約が多すぎてカンファレンスを行う事が難しいと思います。今後、在宅医療をより良いものにしていくには、まだまだ解決しなければいけない問題があるような気がします。
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