武富整形外科ブログ

2018.03.19更新

3/17にリウマチの会に参加してきました。リウマチは、早期診断、早期加療をしないとどんどん骨破壊が進んでいく。そのためには場合により早期に生物学的製剤(注射剤)をしないといけないと盛んに言われていました。でも現在ではそれほど慌てて治療をしなくても2年後の成績はそれほど変わらないという事でした。生物学的製剤は効果も高いのですが、費用がかなり高いため導入できない人も数多くいらっしゃいます。やむを得ず今までは、抗リウマチ薬をいろんな組み合わせで出していましたが、やはり種類が多くなるにつれて副作用の頻度が上がってくるそうです。治療の選択の幅が減り、苦渋の選択としてステロイドを増量していくしか方法がないのかもしれません。金銭的な理由で薬が使えないのは、平等に反する事だと思うのですが・・・・薬価を下げて欲しいです。

投稿者: 武富整形外科

2018.03.16更新

医療に携わっていると最近もっぱら高齢化の事ばかりで、将来社会医療費の負担はどうなるのだろうかと不安になります。でも今後日本の発展の事を考えると、次世代を担う子供達の教育も大事ではないかと思い始めました。めざましい発展を遂げている国々はやっぱり教育に重点が置かれていると思います。教育の無償化も大事なのかもしれませんが、限りある資金の中で有効活用するような工夫も大事ではないでしょうか!教育内容も他国と比べ画一的で、自分自身で考えて意見を言えるような機会が少ないように思えます。就活のインタビューでも何がしたいのではなく、もっぱら給与や福利厚生だけを求めている学生が多いのではないでしょうか?中国や韓国などと比べ、毎年留学する人の減少も残念な結果です。明治維新の多くの立役者を輩出した松下村塾のように、貪欲で夢を追いかけ外海の荒波にもまれるような人物が多く出ればと切に思います。

投稿者: 武富整形外科

2018.03.12更新

この4月より診療報酬改訂になります。改訂でいつも思う事は、薬剤費、検査代の引き下げと医師の技術料の引き上げです。今回もリウマチに使用される生物学的製剤の大幅な引き下げを期待していましたが、残念ながらほとんど下がらないようです。費用が高いため、導入したい患者さんに使えず心が痛みます。よく日本の医療は薬漬け、検査漬けと言われますが、医師の技術料が低く抑えられている事、医療訴訟から身を守るためや患者さん自身の希望もあり検査や投薬が過剰にされる傾向がある事は否めません。当院でも有無を言わせず売り上げの6割ぐらいが薬と検査代に消えていきます。薬や手術をしないように食事療法や運動療法を指導しても全くコストを取る事ができずいつも矛盾を感じています。またリハビリも一律に150日と期間が決められているため、生活機能レベルを維持する事すら難しい状況になっています。必要な医療に医療費が認められる改定を切に望みます。

投稿者: 武富整形外科

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