武富整形外科ブログ

2020.10.30更新

最近Go to TravelやGo to eatが花盛りですが、それに伴い不正や錬金術のようなものがニュースを賑わせています。原点は一体なんだったのでしょうか?コロナで困っている飲食店や旅館業を応援するためのものではなかったのでしょうか?それがいつの間にか、いかに得するかに変化しています。そんなことのために貴重な税金を費やす必要があるのでしょうか?システムにも乗らない地道に頑張っておられる方こそ応援できるようなものを考えて欲しいです。そのためには政府がお金を出すのではなく、クラウドファンディングのようなモノの方が、ずっとずっと思いがこもっているような気がします。

投稿者: 武富整形外科

2020.10.28更新

現在原田メソッドを学習しています。その中で他者の存在を認めることが大切というクレドがあります。医療を行っているため、たくさんの患者さんと出会います。痛みの原因が、必ずしも体が悪いだけとは限りません。その時マザーテレサの言葉が浮かんできます。「最も大きな苦しみは、やはり孤独です。愛されていないと感じることですし、だれ一人友がいないということなのです」「この世で最大の不幸は、戦争や貧困などではありません。人から見放され、「自分は誰からも必要とされていない」と感じる事なのです。」本当にその通りだと思います。存在価値を認めることが、最大の愛だと思います。最近効率化が大切で、金銭的なもので価値が図られることが、多くなったような気がします。特にコロナになってから著明です。原田メソッドでは、どんどん感謝や褒めるストロークを出して、他者を認めることが教育上必要と言われています。皆さんも身近なところから始めてみませんか!こちらまで幸せな気持ちになります。

 

投稿者: 武富整形外科

2020.10.26更新

土曜日に、NHKスペシャルで「世界は私たちを忘れた~追いつめられるシリア難民」を放映していました。僕が想像を絶するシリア難民達の境遇でした。隣国レバノンに逃げてきたものの、仕事もなく滞在証明書も取得するお金もないため、コロナの影響で難民に仕事を取られたと思われるレバノン人から迫害を受けても何もできない。子供達は誘拐され、臓器摘出後ゴミ収集の所に捨てられている、女性たちは売春で稼ぐ、そして絶望のあまり世界に状況を知らせたくて焼身自殺をするなどまるで地獄絵図のようです。シリアに帰れば戦争に駆り出され、行き場所がなく、毎日怯えながら数百円で暮らしている人の割合が9割近くになるそうです。はだしのゲンにも書かれていましたが、戦争で一番被害を受けるのは善良な市民特に女性や子供です。この歴史は、残念ながらずっとずっと繰り返されています。迫害を受けたユダヤ人が、同じようにパレスチナ人を壁を作って迫害をしている。夜明け前から夜まで学校にも行けず懸命に働いている子供達が、1日数百円の収入しか稼げない一方、不労所得で稼いでいる富裕層との格差に憤りを感じてしまいました。国連のスタッフが絶望感に苛まされると話していました。広島や長崎で罪もない大勢の人々が生きながら焼かれ放射線の後遺症で苦しめられた国が、核兵器禁止条約に署名しなくてもよいのでしょうか?世界の旗振り役であって然るべきだと思います。自分自身の境遇がいかに恵まれているか、世界で起こっている現実を知ることの大切さ、物も時間も無駄に浪費しているかなど自分への戒めが多く感じた番組でした。

投稿者: 武富整形外科

2020.10.23更新

ニュースで大学病院のマッチングの話が出ていました。新研修システムになって、研修医が以前に比べて自由に研修先を選べるようになり、医局の派遣という影響がなくなりつつあります。それにより地方は、厳しくなり来年の弘前大学のマッチングは3名、秋田大学は8名でした。大学病院のような総合病院でそれだけの人数しか研修医として残らないということは、診療の存続すら厳しいと思います。マスコミも誰も取り上げません。コロナ禍で地方の高度医療が厳しいことがクローズアップされていましたが、医学部の定員だけ増やしてもなんの解決にもなっていないことをあぶり出したような気がします。いくらテレワークと言ってもやはり、最低限の生活インフラが伴わないと、地方にどんどん移住していくことは難しいのではないでしょうか?地方再生、デジタル化など掛け声だけは、勇ましいのですが、実高齢化少子化社会が待った無しで迎えるため、早急に実体を伴う政策を打ち出して欲しいと思います。魅力ある日本を打ち出さないと国債発行だけどんどん積み上がり、20~30年後には文字通りやばいと思います。

投稿者: 武富整形外科

2020.10.19更新

子供が原爆についてもっと勉強したいということで、玉造厚生年金病院時代の患者さんの診察がてら先週末広島まで行ってきました。大学時代に一度訪れた記憶があるのですが、今回ほど鮮明な印象はなかったです。多分問題意識もなく流れるように観たからだと思います。資料館自身、新しく生まれ変わっていて小さな子供にもわかりやすい展示になりました。投下前後のCGもあり、どれだけ原爆の威力が巨大であったか一目瞭然でした。爆心地半径2km以内は、爆風と高熱で即死だったそうです。特に建物疎開と言って空襲で延焼しないように建物を壊していた多くの中学生が、作業中で犠牲になったのが非常に胸が痛みました。高熱であったため火傷というよりは焼けた炭のような皮膚の写真、顔面もわからない写真など身につまされます。目と口からウジ虫が湧き出ていたなど・・・特に親も子も行方を探し回ったメッセージを読むとあまりに辛く、当時その現場にいたら半狂乱になっていたと思います。爆弾投下後も何年も放射線により多くの命が失われていきました。このような悲惨な悲劇を繰り返さないため、核兵器廃絶ができるように、日本が唯一の被爆国としてリーダーシップを取るべきだと強く思いました。サミットでもG20でもその他各国の指導者に絶対平和記念資料館を見てもらうべきです。どれだけ非人道的な武器であるかを世の中に広く伝える使命があると思います。それこそが罪もなく亡くなった方への償いではないでしょうか?

投稿者: 武富整形外科

2020.10.16更新

自転車で走っていると、この時期、金木犀の良い香りがします。最近日本は、春秋がなくなっているような気がしますが、桜を見ると春を、金木犀の香りを嗅ぐと秋を感じます。小さな花ですが、香りは良いですね!調べてみると江戸時代に中国から入ってきて雄株しか入っていないので、種はなく基本的には挿し木で増やすそうです。花言葉も、「謙虚・謙遜」「気高い人」「真実」「陶酔」「初恋」とたくさんあるようですが、僕としては最初と最後の「謙虚・謙遜」「初恋」がぴったりきます。謙虚に小さな花をつけて心を和ませてくれますし、一度匂いをかぐと忘れないという意味で初恋はぴったりです。人間社会では、コロナや災害が起こっていざこざが絶えないですが、自然は忠実に毎年四季折々を繰り返してくれます。自転車で走っていて、六甲山系を見ると、自然は心を和ませてくれると同時に、あまりにも雄大で、人間のちっぽけな欲望や紛争など取るに足りずと思ってしまいます。今日も天気が良いです。みなさまもたまに周りの景色を見て心も目も休めてみてはいかがでしょうか?

 

投稿者: 武富整形外科

2020.10.14更新

患者さんの数が増えてきたので、業務をスムーズにして3蜜を避けるため受付を募集しました。面接時間になっても来られない人が普通にあります。診察予約もしかりです。ほぼ毎日です。昨今ニュースでも宿泊施設や飲食で連絡もなく来店されず、あまり大人数の場合訴訟になっていました。約束しておきながら、連絡もしない人達は、相手の人が自分のために貴重な時間を作ったり、おもてなしの準備をされていることへの配慮はないのでしょうか?ネットの匿名での誹謗中傷も同じだと思います。昔、よく両親から自分がされて嫌なことは他人にするべからずと教育されてきました。権利を主張することは、単なる自分の要望を押し通すものではなく、相手の権利も考えて行動することだと思います。古き良き日本の精神が失われていることを、大変危惧しています。人間は一人では生きてはいけません。もう一度自分の行動を見直して欲しいです。

投稿者: 武富整形外科

2020.10.09更新

最近の政治を見ていると、説明をせずいろんな解釈を自分たちの都合の良いように変更しています。第2次世界大戦の前も日本の政治は空気に流されていました。突然思いつきのような政策が、次々出され(Go-to イートやトラベルなど)おそらく来年もコロナが続き、税収も減少する中で、どのようなビジョンで進めるためのものなのでしょうか?どんどん国債発行をして、将来的にどのような形で返却していくのでしょうか?日本学術会議のメンバーをすべて任命する必要はないとしても、前例踏襲で良いのかの一言だけで、何故6名だけ任命しなかったかの説明はないのでしょうか?モリカケ、桜を見る会などなどすべてうやむやで流されています。市場にお金がじゃぶじゃぶに入っているため貧富の差がますます開いていると思っているのは僕だけでしょうか?いい加減に声を上げないと真面目に働いている者が、バカを見るような時代が来るのではないでしょうか?

投稿者: 武富整形外科

2020.10.08更新

ブル-バックスから「日本史のサイエンス」と言う本が出ました。蒙古襲来、秀吉の中国地方からの大返し、戦艦大和について科学的エビデンスに基づいて検証しています。まだ秀吉と戦艦大和についてしか読んでいませんが、非常に面白くその時代背景も浮かんできます。たしかに明智光秀がそんな早期に帰ってくるなど想定できなかったこともよく分かります。全行程が220kmそれをわずか8日間で2万人の軍勢を動かしたのだから秀吉のタイムイズマネーの力が凄いです。現代から想像できない悪路(横並びで4名が通るのがやっとの所もあったそうです)持ち物も30kg、時期も梅雨時期であるにも関わらず、これだけ収容できる施設もなく野営です。途中攻めてくる軍勢もあるかも知れない中で、山崎まで突っ走ったからこそ天下を取れたのでしょう!これを兵士1人の必要エネルギー量を加味して、食料がどれだけ必要だったか?どのような手段で移動したかなど、次々検証していてとても面白いです。事実だけでなく深堀りすると物の見方も変わってきます。機会があれば秋の夜長の読書にお勧めします。

投稿者: 武富整形外科

2020.10.06更新

今回ノーベル医学生理学賞にC型肝炎のウイルスを発見した3名が選ばれましたね!ニュースの解説を聞いて改めて偉業であることが分かりました。僕らの学生時代は、C型肝炎ではなく非A非B型肝炎と習いました。30年前にC型肝炎が病気として認識されたのですね!←これで僕の年齢が推測されますね(;^_^A 全然知識がなかったのですが、肝臓がんの原因の70~90%はB型肝炎かC型肝炎ウイルスによる感染症なのですね!特に日本では、C型肝炎を原因とする割合が7割と高く、治療薬への道筋を立てたということでノーベル賞に十分値します。最近の抗ウイルス薬でC型肝炎の95%以上が治療ができるようになり、毎年40万人ぐらいの人がC型肝炎関連の肝臓の病気で亡くなっている事を考えるとこれ以上の福音はないですね!医学の進歩に感謝です。

 

投稿者: 武富整形外科

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