人生100年時代の「終の住処」どこに
2018.11.19更新
NHKスペシャル”人生100年時代を生きる”を見られたでしょうか?シリーズになっていますが、サービス付き高齢者住宅(サ高住)のことがテーマとなっていました。もともとのサ高住は、介護度の低い人を対象にしていましたが、介護度が低いと認知症が進行してきたりして監視の目が必要となり、介護報酬が低い割に職員スタッフがたくさん必要となり、経営が厳しくなっている現状が放映されていました。逆に介護度が上がれば、ほとんど自分で動くことができないためスタッフの負担が減るにもかかわらず、介護報酬は上がるという矛盾が生じ、その結果、介護度が低い人ほど入所できないというショッキングな事実をつきつけていました。自分自身も開業して2年半ですが、患者さまの利便性、経済性を考え院内処方、長期処方、薬剤を減らず、必要な検査以外しない事を心がけながら日々診療に努めていますが、黒字経営を行う事はかなり難しいです。テレビを見ていて同業者として経営者の苦悩が手に取るように分かりました。まじめな事業者が存続できる医療制度であって欲しいです。
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