武富整形外科ブログ

2016.06.29更新

相変わらず今日も雨ですね!骨粗鬆症のお話を聞いたので、自分の知識を少しだけ書いてみます。間違っていたらごめんなさい。骨量は、大体20歳ぐらいまでに作られ後は緩やかに減っていくそうです。だから若い間にしっかりとカルシウムを含む食事を取って、日に当たり、運動して骨の強度を上げておかないといけません。骨密度も大事ですが、最近は骨質も大事と言われています。いくら骨密度が高くてもチョークのような柔軟性のない骨では、少しの力が加わるだけで折れてしまいます。しかしながら骨質を測定するのは難しいのですが・・・現在の骨粗鬆症薬の主流は、骨を破壊するのを抑制するものと骨を作る方が有意なものの2種類があります。前者が、週1回や月1回朝起きた時に飲む薬です。最近は、月1回の点滴や半年ごとの注射もあります。後者は、毎週か毎日の注射で値段が高く生涯の内1年半から2年間しか使えません。昔と比べて骨粗鬆症の薬もいろんな中から選択できるようになりました。高齢者の骨折は寝たきりにつながりやすいので骨粗鬆症を甘く見てはいけません。特に80歳以上の大腿骨近位部骨折後の2年生存率は50%です。びっくりされたのでは・・・でも何よりも骨折は痛いです。折れないようにしっかり予防していきましょう!

投稿者: 武富整形外科

2016.06.28更新

毎日毎日雨が続きますね!雨の中で足元が悪く、かつ当院の入り口までは急峻な坂になっているにもかかわらず来て下さる患者様には、感謝しています。今日は、魚釣りをする患者様とお話をしていました。雨でも釣りに行くそうで、今日は4時間で一匹も釣れなかったそうです。(T_T)僕も中学生の時は、魚釣りにはまっていて、仕掛けも自分で作っていました。釣れなくても楽しかったです。今から考えると自然に囲まれ最高の贅沢な時間を過ごしていたんだと思います。高校からはめっきり行かなくなりましたが・・・「釣り吉三平」って漫画も流行っていました。生命や自然の大切さなど釣りの奥義を学んべました。最近は、何もかも分業が進んでいますが、自分でどんな魚が釣れるかなと空想しながら仕掛けを一から作るのは楽しかったです。今度の日曜日に久しぶりに家族でタコ釣りに行ってきます。たくさん釣れたらタコ焼きにタコ飯ですね(笑)

投稿者: 武富整形外科

2016.06.27更新

先週の土曜日、大学のリウマチ懇話会があったので発表してきました。京都駅が、外人の観光客で溢れていたのにはびっくりしました。富山で開業されている松野リウマチ整形外科の松野先生の「リウマチ診療をとりまく保険診療について」のご講演を拝聴しました。お話しが面白くあっという間に引き込まれました。各国の保険制度にも精通されており、ヨーロッパは、特にイギリスはほぼ医療費が税でまかなわれているのに対して、日本は受益者負担でまかなわれています。これをビスマルク方式と言われもっとも古い医療保険制度と言われているそうです。アメリカは、もちろん公的保険制度がほぼ無いに等しいので国民皆保険からはかけ離れています。日本の医療機関で受診すると負担感が多いので、いざという時の備えをするため、なかなか消費にお金が回らないのは当然だと思います。勤務医時代は、普通に処方、検査していることが、クリニックでは審査が厳しいことがひしひしと伝わってきました。同じ国で同じ診療行為でも審査内容が異なる不合理は納得できないですが、めげずに自分の信じた医療を行うしかないですね!

投稿者: 武富整形外科

2016.06.25更新

読売新聞の記事に日本医師会長の健康維持3か条が記載されていました。1万歩の歩行、腹八分目の食事、魚野菜中心の食事。厚生労働省の調べによれば、日本人の歩行の現状は1日平均で成人男性は8202歩、成人女性は7282歩だそうです。僕のIphoneのヘルスケアでは、一日平均で4506歩しか歩いていませんでした。平均すら達していない、運動を勧める整形外科医としては失格ですね!( ̄Д ̄;;病院勤務時代、大腿骨頚部骨折の患者さまで歩けなくなると肺炎や膀胱炎など合併症が起こりやすくなり、いかに自分で動くことが大切か身をもって感じることができました。特に寝たきりに多いのが誤嚥性肺炎ですが、欧米では治療の概念すらないと聞きびっくりしました。治療しても同じ事を繰り返すので治療する意味がないとのことでした。いかにも西洋風の考え方ですね!昔は、電車に乗ってもほとんど座らず、せっかちなので階段を駆け上っていましたが、50歳を過ぎて空席を探してエスカレーターに乗っている自分がいます。僕も寝たきりになって見捨てられないように、頑張って歩かないといけませんね!歩くことは、お金がかからず非常に良い運動だと思います。朝早く歩くと気持ちが良く季節を肌で感じられ、心がすがすがしくなります。お互い頑張りましょう!

投稿者: 武富整形外科

2016.06.24更新

離脱派勝利のニュースは、びっくりしました。僕は、なんだかんだと言っても残留派が勝つと信じていました。離脱か残留かで国民投票するぐらいだから、僕たちが分かっていないいろいろな問題が存在するのでしょう。ただニュースを聞いている限り移民問題が大きなウエートを占めているように思えます。僕は、今後日本でも人口減少のことを考えると、社会を発展させるためには個人的には移民が必要になると思います。人口減少して発展した国はないと思います。ただ文化も風習も違う人々を受け入れることは、長い歴史の中で移民を受け入れてきた欧米ですら難しい問題だと改めて感じました。最近人間も社会もそうですが、精神的にも経済的にも余裕がないせいか、他人や他国に対して寛容に受け入れられなくなっている気がします。結果がすぐ求められる時代だから仕方がないのでしょうか?同じぐらいの歳の子供を持つ親として、海岸に打ち上げられた難民の子供の写真は胸がつまされる思いでした。皆が仲良くお互い思いやりを持って生活できる時代が近い将来来ることを望んでいます。

投稿者: 武富整形外科

2016.06.23更新

関節の軟骨が、無くなって骨同士がこすり合うと痛みが出ます。実は軟骨には神経が無くて、そういう意味では軟骨が削れるだけでは痛みが出ないはずなのですが、たぶん痛みの物質が出て痛みが出るのだと思います。軟骨に神経がないって意外な気がしませんか?痛みのため関節リウマチでも血液データーが悪くなったりします。でも悪い関節だけを人工関節にするだけで、リウマチが良くなったり薬を減らせたすることもあります。痛みが無く笑顔が戻ってきたり、旅行に行かれたりと言うことを聞くと飛び上がりたくなるぐらい嬉しくなります。この4月にも90歳代の患者さまの両人工膝関節置換術をしました。今まで通院が車いすだったのに「先生歩ける」と杖もなしに僕の目の前で歩いて見せてくれ自分のことのように嬉しかったです。ただし人工関節には、良いことばかりでなく悪いこともあります。人工股関節には、脱臼の危険性があります。手術の方法や機種の改善により脱臼の頻度は低くなりましたが、筋力が低下してくると今まで脱臼をしていなかったのに脱臼することもあります。しっかり筋力トレーニングを続ける事も必要です。また見逃せないのが感染の問題です。関節リウマチだけでなく薬でも免疫力低下が起こります。手術後何年経っても感染の危険性があるので、虫歯や水虫などあれば必ず治療してください。毎日お風呂も入って体の清潔を保ち、できれば身体を拭くタオルも持ち回しではなくおのおので使われる方が良いと思います。健康寿命は、元気に活き活き生活できる期間です。日本では、平均寿命から約10年短いと言われています。いくつになっても痛みを我慢せず、今の医学で解決できる事は、しっかり利用して人生を謳歌してくださいね!

 

 

 

投稿者: 武富整形外科

2016.06.22更新

またまたNHKの番組からです。ぱくり過ぎかな(笑)子供を寝かしつけながらテレビをつけっぱなしにしていると、正岡子規のことを放映していました。実は10分ぐらいで寝てしまったのですがehe正岡子規は、27歳ぐらいから結核に冒されながら、野球をしたり人生を楽しんでいたのですね!「病床六尺」僕の大好きな書物ですが、脊椎カリエスで疼痛、おそらく下肢麻痺をきたしほぼ動けない中にありながらあれだけの作品を残す前向きな姿勢には頭が下がります。医師という仕事について思うのは、健康ほど有り難いものはないと言うことです。得てして幸せの評価としてお金とか家や車など所有物が上がることが多いですが、あたりまえほど幸せなものはないと思います。たぶん失ってみて初めて有り難みが分かるのではないでしょうか・・・病気は、なろうと思ってなる人はいません。受け入れには、時間がかかるかもしれませんが、ある程度友人と思って付き合いながら人生を楽しむ方が良いと思います。だってたった1回しかない人生です。これだけは、金持ちであろうがなかろうがみんな平等に与えられています。くよくよ悩んでいるとか、文句を言っても変わるわけはなく、そんな時間よりもっともっとできることから楽しんでいきませんか?と言いながらも仕事中毒になっていますが(;^_^A

投稿者: 武富整形外科

2016.06.21更新

6/18夜9時からのNHKの「キラーストレス」の第1回目が放映されました。ストレス社会にいかに立ち向かうかという内容でした。現代社会は、ストレスフルと言われています。それに立ち向かうためにどのようにマインド・コントロールをしていけばよいのかと様々な取り組みについて述べられていました。それをコーピングと言うそうです。最近欧米を中心に、企業の中でも急速に取り入れられている手法で、特に興味深かったのが、宇宙飛行士は、莫大な予算がつぎ込まれ、宇宙空間での失敗はそく死につながるというプレッシャーの中で、限られた時間・空間の中でいかにストレスをマインドコントロールし任務を遂行するのかが成功の鍵を握るそうです。確かに考えただけでも凄いストレスですよね!それを解消するには、今すぐにできそうなことをできるだけ数を多く上げて、できる行為から次々にする事によってストレスを発散することができると言う以外とできそうなことでした。例えば宝くじが当たったら何に使おうか、夕食に何を食べようとか家族は何をしているのだろうかとかあれこれ想像してみること、犬の散歩をするとか庭の手入れをするなど本当に身近なことでした。お金をかけずにできそうですよね!100個ぐらい上げてやっていけばその内ストレスはなくなると企業で働く心理士の人は述べておられました。僕は、ゆっくり美味しいものを食べて飲んで重い存分寝ることかな・・・(笑)

投稿者: 武富整形外科

2016.06.20更新

イチローが日米通算4257本の安打を打ちましたね!誰にも破られることがないと言われた記録ですから人には言えない並々ならぬ努力があったと思います。インタビューで「いつも人に笑われながら自分は成し遂げてきた」と言われていました。最近は代打で出ることも多いので、1打席1打席を大切に、全身全霊で試合に臨まれていたと思います。よくマスコミは、症例数が多い病院が優れいていると本も発行していますが本当でしょうか?僕からすると1例1例を大切に治療すると大量生産のようにあれだけの症例をこなせるとはとても思えません。ましてやその後きちんとフォローをしていくと天文学的数字になって絶対無理です。人間は機械ではありません。予測できないことも起こりうります。医者も神様でないため、毎回同じ治療成果が出せるとは限りません。皆様も数字に惑わされず地域でも真摯に対応される先生を見つけることが治療する上で大切だと思います。

投稿者: 武富整形外科

2016.06.19更新

昨日、兵庫リウマチチーム医療研究会に参加してきました。患者さんが普段よくお話しされる看護師さん、理学療法士さん、作業療法士さんだけでなく義肢装具士や、薬剤師さんなどたくさんの職種の方に参加して頂き、日頃の活動について年に2回(6月、12月)発表して頂く研究会です。今年で7年目になりますが、いろんな視点からお話し頂けるので毎回とても勉強になります。今回もリウマチ患者さんが、いかに頑張って自分で家事や身の回りの事をしようとしているのか、家族のサポートが大切かも知ることができましたし、薬の副作用を防ぐために、調剤薬局も含めて患者さんの情報共有をどのようにやっていけばよいのかの提案もありました。うまく機能すると、たとえ医師が見逃していてもダブルチェックができて副作用が防げると思います。自助具の発表も素晴らしかったです。リウマチも病気が進行するとどうしても力が入りにくい、手の変形があるため家事も含め身の回りのことをするのが不自由になります。それを手助けしてくれるのが自助具です。最近は、百円ショップでも手に入りますが、使い勝手が悪い物もあります。ビンやペットボトルのフタ開けについてもいろんな種類があることを改めて知りました。またご高齢に多い誤嚥性肺炎についても薬物治療よりもまず口の中を綺麗にして、食事後は少なくとも2時間は横にならずに座ることがまず大事だ言うことを学びました。胃瘻も誤嚥性肺炎を防げないと、薬や処置だけが全てでないのです。これからの医療は、医師主導型でなくてチームでやることで医療ミスも防ぐことができますし、いろんな視点からアプローチすることにより最高の医療を提供できると思います。

投稿者: 武富整形外科

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