武富整形外科ブログ

2025.02.28更新

タケモン新聞3月号1タケモン新聞3月号2

投稿者: 武富整形外科

2025.02.27更新

ついに日本の年間労働時間が、アメリカを下回ったとニュースされていました。これって喜ぶべきことなのでしょうか?ユニクロの柳井社長も発言されていましたが、若い労働者に労働時間の制限つけることは、研鑽機会を失うのでは、述べておられました。僕も同感です。研修医の先生が、当たり前のように5時に帰宅される事も、自分の中では受け入れられていません。規則を全て画一的に判断するのもどうかと思っています。権利は確かに大事ですが、それをどう扱うかは、個人の問題で、少なくとも医療という仕事では、時間より思いの方が大切だと思っています。患者さんのための医療と軽々しく言うのも憚れるぐらいですが、本気でそれを貫くためには私生活を犠牲にしないと無理です。でも眼の前に困った人がいると助けてあげたいと思うのは、ごくごく自然な考えではないでしょうか。各国の労働についてのアンケートで、何を重視するかという設問で、日本だけが私生活の方を重視するで1位でした。モチベーションを持たずに、仕事するのは、1回しかない人生においてもったいない時間の使い方だと思います。

投稿者: 武富整形外科

2025.02.20更新

今回、自分の肉親を亡くして、終活の準備がいかに大切かを思い知りました。病院で亡くなると直ぐに斎場探しから入ります。大多数が病院から提示された所になりがちですが、正直なところ、場所、収容人数、駐車場の有無、葬儀内容や費用も全く分からない状態で申し込むことになると思います。僕の場合は、想定以上に小さく、かつ改装中、駐車場なしだったので参列者に窮屈な思いをさせてしまいました。また銀行の手続きも代理人登録をしていないと、お金が引き出せなくなります。当然故人が使っていたキャッシュカードのありかも、暗証番号も知る由もありません。コンピューターのパスワードも知らないため開けず、メールの確認もできません。スマホもしかり、マイナンバーカードなども暗証番号を打ち込まないと、できないものが数多くあります。父親が、几帳面で資産がリストアップされていて、容易に把握ができたのがせめてもの救いでした。デジタルデバイスが増えた今、自分が亡き後にどのように指示すべきか考えさせられました。

投稿者: 武富整形外科

2025.02.18更新

歳を取ったせいでしょうか、年々1年が短くなっている感じがします。日経新聞のコラムに、そのことを裏付ける記事が出ていました。フランスの心理学者が19世紀に提唱した「ジャネーの法則」が有名だそうです。時間の「心理学的な長さ」は年齢に反比例し、1歳の子どもが体感する1年を365日分だとすると、2歳の子どもではその半分、10歳でも10分の1に感じられ、この法則で計算していけば、50歳の1年はわずか7日程度、80代を超えると、1年をわずか4日程度にしか感じないことになる。だから歳を取ると時間経過が早く感じられるのですね!時間と脳の働きとの関連を調べる研究も興味深いです。脳の海馬には、時間をカウントする「時間細胞(タイムセル)」がああり、時間細胞の働きは外部からの情報量の多さによって左右されるため「情報量が少ない場合には、記憶に残らずに時間があっという間に過ぎた感覚になりやすい」、つまりスマートフォンでネットサーフィンしているような時間は脳が「記憶しなければいけない時間」と認識しづらいため、記憶に残らない「空白の時間」となり、YouTubeやTikTokなど観ていると時間経過が早く、頭に何も残っていないもったいない時間の過ごし方になるのですね!限られた時間だからこそ有意義に過ごしたいですね!

投稿者: 武富整形外科

2025.02.17更新

最近の社会保障費削減、診療報酬改定を見ていると、政府はアメリカ型医療を導入し、本気で医療機関を潰すつもりです。まず診療報酬についてですが、前回0.88%のアップ?の改定でした。オンライン資格や電子処方箋などDxに伴う費用、一旦導入すると使われなくてもかかるランニングコスト、光熱費、医療器材など購入する全ての費用が、少なくとも1割以上上がっています。人件費を上げたくても診療報酬で収入が決められているため、価格に上乗せできず、自分の給与をどんどん削ることになります。病気をして働けなくなったり、働く時間が減り収入が減っても、高額医療費制度というセーフティネットがあるため、治療継続ができていました。それを今回、大きく改悪しようとしています。治療をためらう人が増えるでしょう!田舎では、社会保険料を払っていても、診療所や病院が消失し、診療が受けられない事態が既に生じています。今や診療報酬だけで経営が成り立つ病院やクリニックは、ほとんどないのでは!楽しい日本よりも、国民の健康を守ることこそ最重要課題です。医療に携わり、人生においてお金より健康ほど尊いものはないとつくづく思います。

投稿者: 武富整形外科

2025.02.14更新

毎日、関税や攻撃など力で言うことを聞かせるニュースばかりでうんざりします。長い歴史の中で、暴力で長期間治めた国はあるのでしょうか?僕達が学んできた、道徳や倫理はどこに行ってしまったのでしょう?強者ほど、弱者に対して尊厳を抱くべきだと思っています。僕は、山本周五郎という作家が大好きなのですが、作品はいつも社会的な弱者に視点を当てて描かれています。権力者は、あたかも自分が全て社会をコントロールできていると勘違いしていますが、現実は、数多くの無名の人の支えによって社会は、成り立っていると思います。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがあります。偉くなればなるほど謙虚になる姿勢だけは身につけたいですね!マザー・テレサ、マハトマ・ガンジー、中村哲さんのような人はもう出てこないのでしょうか・・・

投稿者: 武富整形外科

2025.02.13更新

先週の日曜日にほぼ1年ぶりでしょうか、元町映画館という本当にこじんまりした映画館で、アフガニスタンで米軍が退去する際とエルサレムのドキュメンタリー映画を観てきました。両方とも1時間強で2本連続で観ました。前者は、タリバンがカブールに進行し、芸術家達が、殺害や拷問を受けるという事で、フランスの亡命者が、フランス政府に掛け合って最初800名を救出する予定ですが、どんどん救出する人数が減らされ、最終的に20名まで絞らないといけなくなります。その間にも、助けて欲しいとあちらこちらから電話が鳴ります。当然救出できない=殺害される可能性が高いため、最後の方は、号泣しながら自分にはもう選択できないと答えるのですが、そうすると誰も救えなくなるため、選ばざるを得なくなります。その主人公の気持ちを考えると、胸がえぐられそうになります。後者は、昔のエルサレムは壁もなく、もっとユダヤ人とパレスチナ人と交流していたのが、どんどん隔離され、パレスチナ人が殺されていくことにより、互いに憎しみが形成されていく過程をとらえています。2つの映画を観て、感じたのは、人類は何度殺し合いをすれば、気が済むのでしょうか?戦争から得るものがあるのでしょうか?悲しみと憎しみだけです。今やガザやウクライナですら表面上のニュースが流れるだけで、戦争は続き、今も多くの涙も血も流れ続けています。それも一番弱い人から真っ先に・・・いつの日か人類の叡智を結集して、皆が笑顔で過ごせる世が訪れて欲しいです。

投稿者: 武富整形外科

2025.02.10更新

長らくブログを更新できておらず申し訳ございません。昨年は、医師会や県整形外科医会の理事に就任(断り続けて周りが切れそうになったため)不慣れで不器用なのに様々な委員になり、毎日やることが多すぎて火の車でした。その上父親が、9月の連休明けに脳梗塞で倒れ、2ヶ月闘病の末、先立ちました。享年91歳なので、年齢だけでは大往生なのですが、95歳ぐらいまで自分も含め指導して欲しかったです。家族葬で済ませるつもりが、大学で教鞭をとっていたため、通夜に100名以上北海道から九州まで多くの人に参列して頂き、狭い斎場で本当に申し訳ない思い、それとともに日本にリハビリテーション学を確立し、それを国際レベルまで引き上げ、教育システムづくりを行った父親の偉大さを悲しいかな亡くなって初めて思い知らされました。晩年は、きつい言葉で攻めていたことが悔やまれます。親孝行したい時に親はなしと本当にその通りです。(T_T)

投稿者: 武富整形外科

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