武富整形外科ブログ

2016.08.02更新

今日は、明後日の骨粗鬆症の勉強会に向けて診療後夜な夜な資料作りにいそしんでいます。それで勉強したことについてお話しします。ご高齢の骨折で比較的頻度の多いものに、手首の骨折、腰の骨の圧迫骨折、股関節付け根の骨折があります。手首の骨折は、50代ぐらいから増え始め70歳代でピークとなり85歳ぐらいから減り始めます。腰骨の骨折は、60代ぐらいから増え始め、70代ぐらいでピークになります。股関節付け根の骨折は、70代ぐらいから増え始めどんどん増加していきます。意外ですが、手首の骨折は屋外で起こることが多くて、股関節付け根の骨折は屋内で起こることが多いそうです。たぶん手首の骨折は、外出時に手をついてこける、つまり元気なうちのけがで、股関節付け根の骨折は、足の力が弱って室内のちょっとしたことでつまずいて転倒する傾向にあると言われています。平成22年の厚生労働省の国民生活基礎調査では、寝たきりの原因の9.3%が骨折になっています。骨折して寝たきりにならないようにしっかり足腰を鍛える必要がありそうです。僕も天気の良い日は、なるべく自転車で西宮からクリニックまで通勤しています。早朝は涼しくて良いのですが、夜は道路の輻射熱で遅くても暑いです。早く秋が来て欲しいです。(ノ ̄□ ̄)ノ

投稿者: 武富整形外科

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