最近靴下を履く時に、バランスを崩すことがあり、この記事に釘付けになりました。年齢とともに有酸素運動能力や筋力、柔軟性は低下していくそうですが、バランス能力だけは60歳まで保たれその後急速に低下するそうです。
ブラジルで行われた研究で、51~75歳の男女のうち、安定した歩行が可能な1702人について、体形に関する情報(身長・体重や、皮下脂肪厚、腹囲など)や健康状態(病歴や処方薬の使用など)に関する情報と、10秒間片脚立ちの可・不可に関するデータ解析後、2020年12月半ばまでの死亡の有無をチェックされた研究です。以下抜粋します。
10秒間片脚立ちができなかったのは、全体の約2割に当たる348人でした。できなかった人たち(不可能群)は、できた人たち(可能群)に比べて高齢で、71歳から75歳の集団では半数以上が失敗していました。また、失敗した人は、成功した人に比べ健康状態が不良で、冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)や糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満などの患者の割合が高くなっていました。
可能群の死亡は4.6%(1354人中62人)、不可能群の死亡は17.5%(348人中61人)で、両群の死亡リスクの差は有意でした。
死亡リスクに影響を及ぼす、年齢、性別、BMI(体格指数)、併存疾患(冠動脈疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病)を考慮して分析したところ、可能群と比較した不可能群の総死亡リスクは1.84倍でした。\(;゚∇゚)/
健康状態を評価する簡便なツールの一つですね!改めてバランスの大切さを感じました!皆様も是非やってみて下さい。
https://style.nikkei.com/article/DGXZQOLM058TR0V01C22A0000000/