武富整形外科ブログ

2016.08.06更新

最近、歯周病が様々な病気に対して重大な影響を及ぼしていると言われています。リウマチも発症の危険因子として歯周病や喫煙が上げられています。今回medical ASAHIの特集でも心血管のリスクを歯周病が高め、歯磨き回数が多いとリスク低下につながると報告されていました。糖尿病も同じように卵が先か鶏が先か分かりませんが、糖尿病になると感染のリスクが高くなりますし、歯周病はインスリンの抵抗性を高めるため糖尿病を悪化させるそうです。兵庫リウマチチーム医療研究会でも口腔ケアーの必要性が力説されていました。病院でも歯が残っている人は、ご飯も食べて元気で誤嚥性肺炎も少なかったです。僕も毎食後歯磨きをしていますが、絶対抜かないと歯科医を困らせていた右の親知らずが、顔面神経麻痺が残って咀嚼がうまくできず虫歯になりました。(T△T)日本人の1日2回以上の歯磨きをしている人が73.5%もいるにも関わらず、虫歯がこれだけいると言うことは歯磨きの質も大事なのですね!老化は足からと言いますが、歯も健康のため大切にしましょう!

 

 

投稿者: 武富整形外科

2016.08.02更新

今日は、明後日の骨粗鬆症の勉強会に向けて診療後夜な夜な資料作りにいそしんでいます。それで勉強したことについてお話しします。ご高齢の骨折で比較的頻度の多いものに、手首の骨折、腰の骨の圧迫骨折、股関節付け根の骨折があります。手首の骨折は、50代ぐらいから増え始め70歳代でピークとなり85歳ぐらいから減り始めます。腰骨の骨折は、60代ぐらいから増え始め、70代ぐらいでピークになります。股関節付け根の骨折は、70代ぐらいから増え始めどんどん増加していきます。意外ですが、手首の骨折は屋外で起こることが多くて、股関節付け根の骨折は屋内で起こることが多いそうです。たぶん手首の骨折は、外出時に手をついてこける、つまり元気なうちのけがで、股関節付け根の骨折は、足の力が弱って室内のちょっとしたことでつまずいて転倒する傾向にあると言われています。平成22年の厚生労働省の国民生活基礎調査では、寝たきりの原因の9.3%が骨折になっています。骨折して寝たきりにならないようにしっかり足腰を鍛える必要がありそうです。僕も天気の良い日は、なるべく自転車で西宮からクリニックまで通勤しています。早朝は涼しくて良いのですが、夜は道路の輻射熱で遅くても暑いです。早く秋が来て欲しいです。(ノ ̄□ ̄)ノ

投稿者: 武富整形外科

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