幸福な国は「怪物」を大統領に選んだりしない
2024.09.17更新
週末「それでもなぜトランプは熱狂的に支持されるのか」のタイトルの会田 弘継のコラムを読みました。アメリカ大統領選の真っ最中ですが、常識的に考えてトランプ氏が大統領候補になれる事自体、違和感を感じませんか?日本でも同じように自民党が法すれすれ?なことをしても相変わらず、自民党支持がダントツの一位です。優秀な人達がたくさんいる中で、どうしてこんなことになるのか理解できませんでした。でもアメリカのコメンテーターの「幸福な国はトランプを大統領に選んだりしない。絶望している国だから選んだのだ」の言葉の中に真実を見出しました。現在のアメリカ社会は、ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェットという三人の富豪の資産を合計すると、アメリカ国民の下位50%の資産合計と同じだそうです。低学歴の白人労働者階級の間では、死亡率が上がっている。這い上がることのできない絶望の社会しか広がっていなからこそ、エリートや移民をターゲットにしているトランプの主義主張が受け入れられてしまうのです。日本でも中流階級も死語になりつつあるのではないでしょうか?ヨーロッパでの極右台頭を見ても、民主主義は、誰しもが働けば報われ、平等に最低限の生活が保証されていないと壊れていくと思うようになりました。ますます混沌とした世の中になりそうです。
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